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環境科学科:盛農学習林に産業遺産!?巡検学習

 今日は、科目:グリーンライフ この授業では身近な地域資源の発見と活用について学んでいます。今回は、学習林内にある「土塁」について。本校の学習林は国道282号線に沿うような形で隣接しています。
 これまで国道の造成か何かで出来た残土の固まりと思われていた土手のような構造物が、実は明治時代の畜産系研究施設(岩手県種畜場跡)が開設されていた時代の「土塁」ではないかと思われることがわかりました。

高低差があるのわかりますか?

 岩手県立大学の先生からも明治当時の地図にも描かれていることから土塁が校地内にもあるかと推察されるとのこと。
 産業遺産的な要素があることから、1年間かけて学習しようと計画しています。
 
 今日は、その「土塁」が校地内にどれくらいあるか、踏査を行いました。
 まずは調査方法の説明で、土塁の高さを調べてみるとおよそ、80㎝程度の高さで築かれています。重機があるわけではない明治の時代にどのようにつくられたのでしょうか。

 学習林の中で、途中「土塁」が途切れてしまいました。方角的に、お隣の岩手牧場に続いているのではと思い、国道282号線からみるとやはり「土塁」は続いていました。

 再び学習林の中、先日見つけたフクロウの巣箱の近くを通りかかると・・・

ん?

フクロウの幼鳥か!?

 フクロウの幼鳥が巣から出て、私たちを観察しています。
 クラス全員でフクロウを見ることができ、よかった!
 
 続いて、この学習林はいつごろ植えられたのか、切り株から年代を調べています。

年輪解析:これが一番正確に森のできた時代を把握できる

 学校が移転する前に、構成された森林であることが推測されました。

ササの開花した様子

 今度は、国道4号線沿いの牧草地周辺。こちらでは、ミヤコザサが開花しています。


 ササは100年に1回の開花といわれています。このあと一斉に枯れて、新しい世代に更新されていきます。貴重なものをみることができました。
 

みんなにも読んでほしいですか?

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