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6月中旬の環境科学科実習

 今週の環境科学科の一部を紹介します。
 19日(月)2年生の課題研究、今年から研究班が整理され「森林環境班」と「生物資源班」の2班体制となりました。
 今回は、森林環境班のプロジェクトについて紹介です。学習林は以前もnoteで紹介したとおり全体でおよそ10ha程度あります。南側エリアの実習地に行くまでにも10~15分ほどかかるため、トイレがあればなぁ・・・。そこで簡易的に設置できるバイオトイレが出来ないか検討しています。
 有機物と混ぜることで分解が促進されるか林内で試すことに!但し、今回は牛糞で実験しています。コンポストのような原理を考えていますが、具体的な話はここまで。

動物科学科牛舎から「試料」の牛糞を採取
分解調査の試験地

 同じ日に3年生の林産物利用、今回は前回試食をした「モミジガサ」の増殖に挑戦です。 今回は「さし木」による増殖方法を学びながら、発根状況を確認するために実験的に栽培します。うまく発根できるようであれば、量産化して盛農祭で苗の販売をする予定です。
 さし木に適した部分を学習した後、土作りからはじめ発根剤をつけてさし木にします。このあとは遮光率の高い温室で栽培し、根の状態を見た上で量産していこうと思います。

モミジガサのさし木


発根剤をつけていきます

 21日(水)2年生の森林科学と森林経営の実習では、先月に播種したカラマツ床の発芽数調査と環境整備を行いました。
 カラマツの発芽数は、0.25㎡あたり60~80本程度。うーん、成功なのかどうなのか。発芽率が20%程度の種子であるためまずまずといったところでしょうか。
 1㎝程度に成長したカラマツは、これから雑草との戦い。播種床の除草をして生育環境を保ちます。

播種床 スギナをはじめ様々な雑草とカラマツの競争がおきています

 このあとは学科棟周辺の環境整備です。ドウダンツツジの刈り込みを行いました。以前も体験的に行ったことがあるため、今回はスムーズに出来ています。
 みんな上手に仕立て上げてくれました!

ドウダンツツジの刈り込み

みんなにも読んでほしいですか?

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