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今日の農場:摘花しました!

R6.5.2
    今日は動物科学科1年生と植物科学科1年生の初めての「総合実習」でした。本来は、7つの班が、植物科学科の4つの専攻班(作物、果樹、野菜、草花)と動物科学科の3つの専攻班(大動物、中小動物、愛玩動物)をローテションで体験する授業です。
    楽しみにしていたはずの授業でしたが、、、諸事情により、動物科学科の専攻班を除いて、配置されました。今一番、人手がほしいのは、果樹部門!ということで、動物科学科全員が果樹部門の摘花(てきばな)を体験することに!
    まずは担当者より作業内容を説明してもらいます。

説明を聞き、実習手帳にメモします。

    摘花作業の目的は、花粉をとるためです。りんごは本来、虫媒花ですが、それでは間に合わないので、盛農では人工受粉もしています。その時に使う花粉を採取するために摘花を行います。その摘んだ花を企業に持ち込み、花粉だけにしてもらいます。今回採取した花粉は、今年はもう間に合わないので、来年使います!

    続いて、作業方法を教えてもらいます。
    花は、中心花を囲むように側花が咲きます。その中心花だけを残し、側花だけを取ります。そうすることで、中心花に栄養が集中して、充実した実がなるそうです。

摘花の方法を実際に見せてもらいます。ふむふむ。

    さてさて、ここで、りんご&盛農豆知識です!
ひとつめ!  
フジにはフジの花粉が付いても実がなりません。ですので、様々な品種が植えられています。盛農では、フジの他に、王林、ツガルなどがあります!

ふたつめ!
盛農の果樹園でぶんぶん飛び回り、受粉してくれているのは、「マメコバチ」というハチです。とても小さくてかわいいハチです!

マメコバチ、ぶんぶん。
作業中!地道な作業ですが、楽しい!
だいぶ採れたね!
カゴは絶対に土の上には起きません!
雑菌が入る可能性があるからです。
接写するとこんな感じ。
とてもきれい。

    このように、盛農では学科を横断した学習もあります。今回の摘花作業は動物科学科が植物科学科の作業を体験した訳ですが、とても生き生きと楽しそうに取り組めていました。何事も体験が大切ですね!盛農は、学びに体験が伴う学習ができますよ!