環境科学科:マイタケの短木栽培実習 4月28日

 今回はマイタケの短木栽培実習。この授業は3年生の科目:林産物利用のキノコ生産学習の単元で行っています。前回の袋詰め実習に引き続き、殺菌工程から植菌までを行いました。
 27日(木)には、総計540個近い短木を殺菌釜に投入。満タンに入ることはめったにない光景。このあと釜内温度100度に保ち、6時間殺菌をしていきます。

温度管理がリアルタイムでわかる殺菌釜

 28日(金)は、マイタケの植菌を行いました。前回まで行っていた原木に「駒」を打ち付けるのではなく、無菌状態を保った「短木」にマイタケの種菌をパラパラと入れる作業工程です。

手際よく植菌を行います

 この栽培は衛生的に行う必要があるため、環境科学科実習棟にある植菌室で行います。少し狭いですが、みんなで効率よく展開することが出来ました。

 今回の工程で一工夫したのは、パッキング。今までは植菌後クリップ止めしていたものを、ヒートシーラーで閉じてみました。これで害虫や、乾燥がある程度防げそうです。

 ここは、培養室。エアコンと床暖・ミスト装置が完備されておりキノコの栽培に最適な環境を作り出す部屋です。棚一面にびっしりと入れていきます。袋づめされたものを最後、点検しています。

ここは培養室 換気システムも新しくなり栽培環境もよくなりました
こんなにゴンドラが埋まったのは、何年ぶり?
乾燥が課題だった培養室。ミスト装置を設置したところ湿度管理はバッチリ

 このあと100日程度かけて養生していきます。

 最後に、クラス全員で白衣姿は珍しいので記念撮影!
 後ろに見える山は、「姫神山」です。今日もきれいに見えています。

さすが3年生!実習の動きが立派です。