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動物科学科:受精卵の採卵~検卵~移植の流れを学習しました!

R5.12.20
   3年生の「動物バイオテクノロジー」という授業では、2年生で学んだ「生物基礎」の知識を基本としながら、動物の体や繁殖に関わる内容を学びます。まさに「教科横断型」の学習です。また、人工授精や受精卵移植の方法とメリットデメリットについて学びます。特に、方法については、教室で動画を見ることも多いですが、ここ数年は1日かけて、受精卵の採卵~検卵~移植の流れを実際の現場でも学習しています。

灌流液を子宮内へ注入し、
受精卵を取り出しているところです。
エコーを用いて、
黄体の様子を観察させてもらいました。
過排卵処理をしたため黄体がたくさんありすぎて、
見やすい画像ではないようです。
3年生にとってはおそらく最後の直腸検査ができる機会でした。
受精卵を移植するために、
子宮の状態を合わせていたはずの雌牛でしたが、、、
こちらはうまく合わせられていない模様。
こちらは別の雌牛の卵巣のエコー画像。
うまく合わせられているようです!
この雌牛に受精卵を移植します!
灌流液をフィルターにかけます。
さて、受精卵あるでしょうか!
ありますように!
獣医さんに検卵をしていただきます。
獣医さんがストローを使い始めたら、
受精卵があった証拠!
やったー!!
受精卵を見ます。
赤い線で囲った卵が受精卵。
胚盤胞期の卵です。
その他は未受精卵のようです。
本校職員松平先生が
受精卵を移植します。

    今日は、2頭に受精卵を移植しました。このあと、うまく着床することを期待します!
   
    このように、動物科学科では、畜産現場で行われている技術を実際に体験することができます。畜産のことについて無知な生徒でも、学習をしているうちに牛への興味が増し、畜産農家や法人への就職や研修を希望する生徒がいます。もともと興味がある生徒にとっては、この上ない学習環境です!