R6動物科学科中小動物班:(株)いわちくで食肉の流通について学んできました!
R6.9.30
今年度は、販売活動にも力を入れたい!と考えている中小動物班。まずは、「出荷した豚がどのような過程を経て消費者の食卓に届くのか」、について学ぶべく、(株)いわちくさんにお願いをして、枝肉と食肉の流通についての学習会を開いていただきました!この学習会は、今年度初の試みなので、3年生の中小動物班と一緒に参加。いつもは6人という少ない人数で活動している中小動物班ですが、3年生(7人)と一緒だったので今日はとても賑やかでした!
最初に、全農いわての方から、「生産・流通」について教えていただきました。
豚の生産の流れは、大きく分けると繁殖と肥育ですが、それぞれがさらに細分化します。発情をスタートと考えると、出荷までに約300日かかります。そのうち私たちが関わっているのは、肥育の中でも離乳後の豚ですので、わずか100日ほどに過ぎません。しかもたった6頭。養豚業の方たちは、私たちの何倍も大変な思いをして、食卓に豚肉を届けてくれているのだということに気が付きました。
また、全農いわてでは岩手県で生産された豚肉の販売促進のために、さまざまな活動をしていることも知りました。東北や関東の店舗で、試食やノベルティの配付などで岩手県の銘柄豚を宣伝しているそうです。それらの活動によって、お客様の声を直接聴き、生産者と共有することで生産者の生産意欲向上を図っているとのことでした。さらに、
①地産地消の推進
②消費拡大
を目指しているとのこと。食肉の流通のためには、たくさんの人が関わっていることを改めて知ることができました。
格付けの学習の中で、特に勉強になった点は、格付けが必要な理由です。全国で格付の基準が統一されており、どこに販売されても大丈夫なシステムになっていることがわかりました。
工場見学では枝肉が保管されている冷蔵庫に入らせていただき、見た目と格付けを比較しながら見学させていただきました。実際に見ることができたことは良い経験になりました。