動物科学科中小動物班プロジェクト活動:酒豪豚(しゅごうとん)活動記録3
皆さんこんにちは!中小動物班です!
今回は、南部美人さんの酒粕の利用方法について、そして酒粕についてにもっと詳しく説明していく回です!
日本酒を販売する酒造会社では、本来廃棄される、酒粕…
もちろん、南部美人さんでも酒粕を廃棄しており、その処分には、平成30年度には、280万円もの経費がかかっていました。しかし、令和2年度の酒粕処分経費は、0円!!
なぜ、お金をかけずに酒粕を手放せるようになったのでしょうか??
それは・・・
飼料会社へ、酒粕の販売を始めたから!!
そのおかげで、酒粕の処分経費がかからなくなった上、むしろ売上金が入ってくるようになったそうです!
これらのことから、私たちは、酒粕を豚の飼料として利用することは、酒粕が発生する酒造会社にとってもメリットが大きいということが分かりました!
学校では、飼養標準や日本食品標準成分表で酒粕の成分について調べました。すると、次のことが分かりました。
①酒粕の乾物100g当たりに含まれるタンパク質が約15%
②この数値は、使用する配合飼料に含まれるタンパク質含量とほぼ同じ数値
ということは・・・?
酒粕は、配合飼料を、単純に質量で置き換えられるのでは?
という大発見につながります!! そして、この大発見と、文献を参考にしながら、生酒粕で配合飼料の質量の30%を置き換えることにしました!このことを図で説明すると以下のようになります。
今回は、ここまでです!
次回は、いただいた生酒粕をどう与えたのか!しかし、私たちの前に、現れる課題…です。お楽しみに!